「地獄の沙汰も金次第」
そんな言葉がありますが、今回ばかりは実感しました。
品行方正ではないけれど、正義感ではないけれど「コネ」や「知り合い」がいるのはイザという時盾になるのだと実感しました。
地獄の沙汰も金次第、
お金さえ払えば個室に入院できるから、1週間も2週間もベッドの空待ちをしなくてもいいのだし
お金さえあれば先進医療が受けられる、というね。
医療は平等に受けられるべきだと思いますが、実際に「コネ」を垣間見ると、患者本人は嬉しいでしょうか゛、そこにねじ込んだせいで誰かが入れなかったりしたのではないか、なんて考えます。
本人達は「生」に対して必死です。あたりまえですよね、それをいい事に怪しげな民間療法に誘い込んだり、胡散臭い新興宗教に入信させたりするなんて以ての外です。
ましてや、大金を巻き上げるなんて許せません。
みんな藁をも掴む気持ちで縋っているんです。
気持ちを弄ぶのは許せません。
癌が発覚した従兄弟が病院で診察待ちをしていると、見知らぬ女性が話しかけてきたそうです。専門病院なので、ケアワーカーとか患者の身内とかだと思ったらしいです。
話をしていくうちに、癌にきく「水」があるとか「お経を唱えると癌が消える」とか言いだして、診察が終わるのを待ち構えて付きまといを始めて、その時やっと「宗教の人」だとわかったそうで検査室に入った時に、受付に居る医療スタッフに苦情を入れたところ、前々から出入りしていた人で、患者さんだと思っていたそうです。
警備員数人が来て、その人を何処かへ連れていきました。
病院からは、不手際だったと謝罪を貰ったそうですが、場所は病院なので、出入りは自由だし、患者の付添だ、と言えば何もできなくて申し訳ないです。とのこと。
病院も対応に苦慮しているんですよね。
人の弱みに付け込む、それが一番許せませんね!