長谷部のくだらないブログ。
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こんにちは、長谷部です。
先日、北欧からやってきた知人と食事をしていました。東京に2年住む彼が不思議に思っていることの一つは、「日本には二重窓が少ない」ということです。正確には北海道などの寒冷地では二重窓は備え付けられているが、本州になるとまず見かけなくなると言っていました。
確かに、これまで考えたことがなかったのですが、家の窓を二重窓にするメリットについて考えてみました。
1. 冬は暖かい
二重窓は、窓が二重になっている、つまりガラスが二枚入っています。一枚のガラスより、二枚のガラスのほうが、より高い断熱効果があることは明らかです。北欧や北海道などの寒い地域で二重窓が当たり前なのは、この理由からです。外から中に寒い空気を入れない、そして中から外に暖かい空気を逃がさないのです。
よく北海道の人が、「全室暖房があって二重窓だから、家の中は快適な環境で薄着で過ごしている」というのは、こうした理由からなのです。
2. 遮音効果がある
これも1と同じ理由と言えます。二重窓で、ガラスが二重になっているので、外から入ってくる騒音をより防ぐことができます。外から中に入ってくる音を防ぐ効果です。線路の近くや、大きな道路の近く、またコンビニなどの近くに住んでいるような方であれば、高い効果が実感できるのではないでしょうか。
別なメリットとしては、ピアノなど楽器を演奏する人、また映画やテレビを大きな音で見たいであれば、楽器の演奏音やテレビの音が外に漏れにくく、隣人に迷惑がかかりにくいという点です。中から外に出て行く音を防ぐ効果になります。私の家族はピアノを弾くのですが、二重窓を導入した一番のメリットは、「隣の家を気にせず、思いっきり大きな音でピアノが弾ける環境になったこと」でした。
3. 暖房費が安くなる
二重窓で寒気がある程度押さえられているため、二重でない窓と比べると部屋の中の温度が高いため、暖房費が節約できます。一度暖められた空気が、二重窓のなかに閉じこめられているので、外に出て行きにくいためです。調査にもよりますが、暖房費が半額以下になるという結果もあるほどです。電気代を節約する、ということは、おサイフに優しいだけでなく、環境にも優しいです。また、夏はエアコンで冷やされた室内の空気を閉じ込めておくことで、エアコン代の節約になるという見解もあります。
二重窓を設置するには、工事費用がかなりかかります。一年、二年では工事にかかった費用を回収することは難しいでしょう。しかし、長く住む家であったり、これから家を新築するという場合であれば、十分に費用は回収できるはずです。